アスペルガーさんの期待される行動がわからない・空気が読めないについて（恋愛編）

アスペルガー症候群（ASD）、「自閉症スペクトラム症」のパートナーがいらっしゃる方には以下のような悩みがある方が多いと思います。

自閉症スペクトラム症の傾向がある配偶者は気持ちを想像するのが苦手なために空気を読んだり、（一般的に）期待される行動をとることが難しいことが多いかと思います。



例えば

《お付き合いしているときは》
●ＴＰＯに合わせたデートプランを組むことができない（逆にこだわりすぎる）

●連絡頻度が極端に多い　または少ない



《結婚してからは》
●（沢山買い物をした後などに）重い荷物を持ってくれない。
●食事中にスマホをいじりだす
●記念日や誕生日をお祝いしてくれない　など

我が家でもやっぱり例外なく

結婚当初はこんなことの繰り返しでした。今でこそそんなことはなくなりました。（ちなみに残り物は次の日の朝というルールになっています。）


こんなことが続けばそりゃ結婚生活もやになるよね・・・。というわけで今回は

「期待される行動がとれないASDさんとうまくやっていく方法」を書いていこうと思います。

ASDさんの「期待される行動がとれない＆常空気が読めない（恋愛・結婚編）」とうまくやっていく方法

その１.割り切って細かめにルールを決めよう

ASDさんに「雰囲気を読んで行動してください」というのはかなり難しいです。


中には一生懸命学んでパートナーの期待する行動をとろうとする方もいらっしゃるそうですが、結婚してからは尚更難しいのだそう。

というわけで、開き直って話し合い、すこし細かめに（その時々気持ちを察してもらうのが難しい分）ルールを作りましょう。

我が家では

●２２時以降は仕事の連絡以外はスマホ触るの禁止。

●日曜日は家族と過ごす。ただし月に一度はお互い一人で自由に過ごす。

●結婚記念日とクリスマスは夫婦でデートする。

など。こう書いてみると意外と発達障害以外の方と結婚するとしても守ってほしいことだと思いませんか？

ASDだから苦しいことはもちろんあるのですが、きちんと納得してルールを作ってしまえば忘れない限り守ってくれるので我が家では仲良くする秘訣になってたりします。

その２.計画は二人で立てよう！

女性だと「男性に計画を立ててほしい」こともあると思うのですが、想像するのが難しいASDさんは相手の状態に合わせた理想のデートプランを立てるのが難しい方もいます。


なので慣れるまで計画は二人で立てることをお勧めします！

行きたいところややりたいことをぜひ話し合って決めてください。お互いの好きな雰囲気や場所などを本音で話し合って行動していくうちに、二人ならではのお決まりのデートプランや、記念日はこうする！などパターン化していくことができます。


だいたいパターンができたりこちらの好きな場所やことをわかってくれるとＡＳＤさん自ら計画を立ててくれるようになるかもしれません。


私の夫・まんぼうさんも今では仕事の傍ら「週末はどこにいこうか」とでかけるところをよく探してくれます。今では普通の家庭より家族でおでかけしてることが多いと思います。

その３.日常的に要望を口に出しておこう！

「こうしてほしい」「ああしてほしい」と伝えること自体をあつかましく感じる方も多いと思います。けど気持ちを想像するのが苦手なASDさんにはある程度（もちろん無理はいけませんが）要望を伝えておくことはうまくいく秘訣です。



「こんなときはこうしてほしい！」

「この日はこういう風にすごしたい！」

「こんなことはしないでほしい。」

遠慮も大切ですが、後で「本当はこうしてほしかったのに！！」というくらいなら先に言ってくれよと思う男性もたくさんいると思います。

そして自分の気持ちをいうことができると「私の気持ちをわかってくれない！！」という機会が減ります。だって自分で言ってるから（笑）

カサンドラ症候群になる人には優しい方も多いと思うので、自分が好きなことやものを人に伝えても大丈夫なんだなと感じられる練習にもなるかもしれまん。

予防策をとろう！

それでもやっぱりパートナーさんは大変な思いをすることが多いので、

予防策１.自分の好きなことは自分でする

予防策２.決めたことを守ってもらえるように忘れてそうなら確認する

といったことが大切になります。


普通ならもったいない・・・ってあきらめる物やおでかけなんかも予算が許せばたまにはOK！自分の好きなことは自分でしちゃおう！


カサンドラにならないことがＡＳＤさんとのパートナーシップをうまくいかせる秘訣です！！



次回はカサンドラ対策！！



お読みいただきありがとうございました。あなたの毎日が幸せに包まれますように。