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発達障害を持つ方への気持ちの伝え方

発達障害の特性を持つ方と過ごしていると、「なんだかうまく話し合いができない」と感じることがあると思います。

 


 ● 論理的思考のため、感情論が通じない

 ● 自分視点で物事を考えるので、相手の立場にたって考えることが難しい

 ● 想像することが苦手。相手の表情を見て本音を察することが難しい。

 

 

上記のような発達特性を持つ方と話していると、「自分の気持ちを尊重してもらうこと」が難しくストレスを感じることが増えてしまいます。


我が家でもやっぱり


 

どうしてこんなことするの?!あなたもされたら嫌でしょ?!

 

 

別に嫌じゃないけど・・・。

 


 

私は嫌なの!もうなんでそんなこともわかってくれないの?!

 


といった具合に、気持ちを理解してもらえずにもんもんと喧嘩する日々を繰り返してきました。

 


そこで今回は「発達障害の特性を持つ方に上手に気持ちを伝える方法」について筆者が経験してうまくいった方法をご紹介していこうと思います。

 

  ✾発達障害の特性を持つ方に上手に気持ちを伝える方法

ここから詳しく解説していきます。

その1.お互いに冷静な時に、落ち着いたトーンで話そう

気持ちを汲み取ってもらえないことが続き「不満」や「ストレス」が溜まってしまうと、ついつい感情的になって喧嘩ムードの中で気持ちを伝えてしまうことが多いと思います。


けど、そうなってしまうと「責められていると感じると逃げたくなる」タイプの発達特性のある方とは話し合いそのものが難しくなってしまいます。


お互いに冷静になれたタイミングで、落ち着いたトーンで話し合いをしましょう。

 

その2.短めにまとめ、要点を絞って伝えよう

感覚のずれが重なって、話したいことが山のように積もってしまうことも・・・ありますよね。

けど発達特性のある方には「聞くことが苦手!」「長くだらだら話されても頭に入ってこない!」という方もいらっしゃいます。


なので話をするときはあらかじめ話をまとめておき、要点を絞って話してみてください。

 

そしてここだけは外せない!というところは重点的に伝えてください。

 

 

その3.相手が責められていると感じないように話そう

発達特性を持つ方は体も心も感覚が敏感な方が多いと思います



当事者が「責められている」と感じないようになるべく穏やかに話しましょう。



責めてしまいたくなる気持ちわかりますよ。こんなに苦しいのに・・・。こっちはこんなに大変なのに・・・。そう思いますよね。



けどそこで責めたら話が前に進みません!


人間だからたまには感情を爆発させてもいいと思いますが、爆発しても論理的に話すアスペルガーさんとは話し合いが余計にうまくいかなかくなってしまうことが多いので(あくまで私の経験ですが・・・。)ここは大人になって話をしましょう。


ただ!許せないことをされたときは真剣に怒ること!時にはこれも大切です。


 

 

その4.自分の感じ方や要望を具体的に伝えよう

ここはすごく重要で、そもそも「価値観が違う」「感じ方が違う」ことも多いので、自分自身の感じ方をその時々しっかり伝えていきましょう。


「こういうことをされると、自分はこう感じるんだ。」

「自分はこういうことをされると嫌なんだ。」


感じ方に関してはそれぞれみんな違うし定型発達も発達障害も関係ない部分もあるのですが、気持ちを察するのが苦手な分しっかり伝えていかないと、我慢ばかりすることになってしまいかねません。

落ち着いてゆっくり伝えてみてくださいね。

その5.定期的に気持ちを伝えよう

悪気はないけど忘れやすい・・・。これも発達特性を持つ方の特徴の一つだと思います。



その時は「あ、また忘れたんだろうな。」これくらいのラフさで、定期的に気持ちを伝えてみてくださいね。



気持ちを察してもらえないことはつらいけど、伝えると理解してもらえることはあると思います。

 


面倒なところも正直あるけれど、そこは定型発達同士もあること。
長く仲良くいるために気兼ねなく気持ちを伝えあえるとよいですね。

 


そして、当事者の気持ちも(無口な方もおおいけれど)本人から話し出した時はしっかり聞いてみてくださいね。

 

最後に

話し合いでストレスがかかり、喧嘩になり傷つけあうこともあるかもしれません。

けど距離をとるばかりで、話し合わなければ「信頼関係」を築き関係を先に進めていくことが難しくなってしまうと思います。

お互いのペースをくみながらゆっくり取り組んでいきたいですね。


 

お読みいただきありがとうございました。
今日もあなたが笑顔で過ごせますように。

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